このレビューはネタバレを含みます
野暮ったさとか登場人物全員善人ではないところとか、等身大の高校生の人間関係映画だと思った。
志乃ちゃんは居場所が欲しかった、かよちゃんは志乃ちゃんじゃないとダメだった。志乃ちゃんは音楽がそこまでやりたかったワケではなく、かよちゃんと一緒にいたい=居場所が欲しくて頑張ってたわけで、あのエンドロールはそれを示唆してるのかと思った。
高校1年生の友人関係が来年も続くのは稀有で、文化祭に志乃ちゃんが飛びこみデュエットなんてドラマティックな展開はなく、どこまでも現実的なビターエンド。でも"しのかの"の輝かしい夏の日は無くなることはない。