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響 -HIBIKI-のyossyのレビュー・感想・評価

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
3.2
🎬文芸誌の新人賞に送られてきた一本の小説。若干15歳の天才がつづる文章が、文芸界に革命を起こす。注目が集まるにつれ、彼女のエキセントリックな言動もまた、世間を騒がせてゆく。
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原作漫画既読のため、物語の大筋に抵抗がなく、ひいき目に観てしまったかも。
タイトルも少し変えてコンパクトに「響」。小説家として成功していくプロセスよりは、彼女というキャラクターにフィーチャーする映画、という気概を感じる。淡々としているけれど怖い、狂気を含む天才役に平手さんがぴたりとはまっていた。

原作の花代子があまり好きではないので、映画脚本の換骨奪胎はこれでよかったのではと思うけれどひとつだけ…。
ラストの場面。響の次の作品は真っ先にリカに読ませてあげて欲しかったなというのが。
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