ふじぱん

未来のミライのふじぱんのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
4.2
平均が低すぎると感じてるので高めに設定してます。
良し悪しを箇条書きスタイルで。

■良い所

・人が無数に暮らす中、たった一つの家だけでもこういう話がある、という見せ方が好き。小さい事に意味があるので、壮大なものを求める人には不向き。
・面白演出が満載。例え音声を聞かなくても視覚的に楽しい。手間が凄まじくかかってるので拝んで観るべし。
・声優は全員良い。くんちゃんも初めは違和感あったけど、むしろ良くなった。
・飯が美味そう、バターたい焼きは真似したいな(ただし…は後述)
・山下達郎の曲が良すぎ。正直この曲による加点もかなりある。
2曲とも素晴らしすぎる。
初めて予告編で流れたとき感動した。

■気になる所

・ひな人形を直す件しかり、くんちゃんが両親には犬に見えていた件しかり、事実に干渉してる以上、単なるくんちゃんの妄想だけでは無いはず。その辺の理屈がよく分からない。もし、それがファンタジーの一言で片付けられるとしたら一気にフィクション感が出て、実世界への照らし合わせが希薄になって残念。
・そもそもあの年齢の子供にあんなに道徳的な学びはいるのか。大人でもわからねぇよ。また忘れるってことなのかな。
・経済的に潤っていてもこの悩みは平等、というように金持ち設定にも意味はあると思うのですが、それでも妬みの気持ちがノイズとなった。与えられすぎだろ。美味そうだけど気取ったもの食ってんじゃねぇ。


なんて色々書いたけど、
断然擁護派。
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