2024年 劇場22本目
一見暖かい優しい映画なんだけど、不思議とずっと緊張感があった。それが好みだった。
キャラ同士は何気ない会話をしてるんだけど、全セリフにコミュニケーション的な意味があって、それをしっかりわかってる人が作ってるからなんだろうなと思う。
PMSとかパニック障害とか関係ない人にも、めちゃくちゃ関係ある作品。
理解してもらえない葛藤、自分の本質を知ってもらえてないと悩む人、逆に人のことが理解出来ない人、そういう人は見てほしい。
光石さんと渋川さん側の別件の葛藤が序盤に提示されたことで、間口の広い話として見れるようになってるのもすごく良かった。
萌音の役は萌音以外には不可能だと思う。お守りのシーンとかの究極の善意、他の誰がやってもあざとくなるって。それでいて急激なブチギレもうま過ぎて。
これを書いていて思ったが俺は上白石萌音さんのことを萌音と呼んでいるらしい。