えむA

15時17分、パリ行きのえむAのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
2.8
実話だという事以外何の予備知識もないまま見たのですが、エンドクレジットで役名と役者の名前が一緒?何で?と思っていたら何と!本人だったのね。レジオンドヌール勲章もらう時のポロシャツ姿もいかにもカッコいいアメリカのお兄さんって感じでした。

クライマックスは考えるより先に体が動いちゃってたという感じだけど、過去からずーっと遡って、「果たすべき目的のために導かれている」という宗教的というかいかにもキリスト教(福音派?)的なテーマに収斂していくのを巧みに映像化していて、さすがクリント・イーストウッドだ。

『ハドソン川の奇跡』同様(アメリカ人は大したもんだ!)映画だけど、若者たちが素朴でかわいくてかっこいいので単純に楽しめる。
モデルガンがいっぱいの子供部屋、サバゲー楽しそう!の子ども時代のくだりは、軍人になることが立派に自己実現の選択肢としてあるアメリカの現実か。ずーっと戦争している国と日本との違いを感じた。(もちろん日本にいて幸せだけど)
あと、アメリカでさえ母子家庭には世間の偏見があって色々と辛い目にあうこともあるのだなと思った。お母さんたちも、負けてなかったけど。
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