健多郎

15時17分、パリ行きの健多郎のレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.0
行動するはなし

フランスで起こったタリス銃乱射事件をイーストウッドが映画化
しかも主演のアメリカ人3名をはじめ、複数の乗客は本人!
キャスティングの発想が凄すぎるよイーストウッド…

もうこれだけでもじゅうぶん凄いんですが、彼らの少年時代から事件までを丁寧に追う形でシナリオが展開するため感情移入度もバッチリです
この映画は家より集中できる映画館で観たかった!
うーむ、もったいないことしたな

日本国内や旅先で、テロ事件に自分は出会わないとは言い切れない現代
果たして自分には彼らのような行動が取れるのか?
犯人制圧など出来ないにしても、負傷者救護などを率先して行えるのか?
映画として面白いだけでなく、自らへ問い掛けるものもある作品でした
健多郎

健多郎