ホランイ

リトル・フォレスト 春夏秋冬のホランイのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかくリュ・ジュンヨルの大ファンなので、本国で公開されてから待つこと1年3ヶ月、待ちに待った映画にしては、ジュンヨルの分量が少なく、そこんとこだけ不満でしたが、その少ない出演シーンでも、ジェハという役が、台詞も味わい深く、行動にさりげない優しさが感じられる好青年で、ジュンヨルが自然体で演じていて、観て良かったと思いました。
ジェハはテリちゃん演じるへウォンのことが好きみたいだったけど、これからどうなるのか、もう一人の女の子もジェハのこと好きみたいだから、三角関係になっちゃうのか、とか、へウォンはあのまま故郷に住むのか、それともあの場所は彼女にとってはあくまでも、都会で疲れた時に帰ってくる場所なのか、とか、ジェハは果樹園の被害がすごかったけど、あのまま意思を貫き続けることが出来るのか、とか、色々なことが気になりますが、そういうことをてんこ盛りにしなかったところが、監督の腕なんでしょうね。
でも、へウォンが帰ってきた初めての夜に、犬のオグを家に放り込んで、びっくりしているへウォンに、生きているものが一緒にいるだけで、心細さが全然違うから(ちょっと台詞違うかも、ですが)と言って笑って去るところとか、駄目になった林檎がそこここに落ちている自分の果樹園で、傷がないままかろうじて残った林檎を差し出し、こんな貴重なもの私がもらって良いのかと言うへウォンに、それはお前にあげようと取っておいたものだから、と言うジェハ。
もんのすごい格好良かったです!
ジェハみたいな人とだったら、田舎で苦労して果樹園経営しても良いな!と思わせられる格好良さでした。
ジェハという役も素敵ですが、それを演じたジュンヨルもとても素敵だったので、いまの良さを損なうことなく成長していってもらいたいです。 
応援してるよ、ジュンヨル!
ホランイ

ホランイ