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リトル・フォレスト 春夏秋冬のpapicoのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

優しい映画だった。
教育試験に落ちたへウォン(ヒロイン)は、田舎に逃げ戻る。都会でコンビニ弁当を食べても満たされない、美味しく感じられなかった彼女は、帰ってきた田舎で材料は質素でも、あぁ美味しかったとご飯を食べてひと息つく。
都会の生活に感じていたストレスと、不合格の挫折、恋人と分かり合えない虚しさが、田舎の生活と友人とのたわいないで会話で癒されていく。
韓国の家庭料理がとても美味しそうでたまらない。
丁寧に料理を作って食べる彼女は、この田舎で愛されて、キチンと育ててもらっていたんだなぁと感じた。
出で行ってしまった母親は映画だけではどうにも理解出来ないが。確かに子供を想う母親は娘に故郷を作ってあげている。

本作は日本の漫画の映画化作品である。韓国より前に、日本で夏秋、冬春と二本立てで公開されている。
韓国版のリトルフォレストを観て、日本のリトルフォレストも観てみたくなった。
いったいどんな料理を作って食べ、どんな風に故郷を描いているのだろうか。
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