このレビューはネタバレを含みます
大学の友人と鑑賞。
自分に選択権があれば確実に「ういらぶ。」の2回目をチョイスしていたであろう人間なので、この映画は誘われなければ絶対に目にしないような映画だったから鑑賞前は不安に思っていたけれどこれはやられた。
5回くらい泣いた。エンドロールが終わって横を向いたら友達と目が合って、互いに顔が酷くて爆笑した。
印象
①数々の伏線回収
指輪、最初の男の子、散歩、見舞いに来る度に微妙な顔をしていた親戚の女の子、など
②篠原涼子が娘に包丁を向けたシーン
ここで娘に包丁を刺して殺せば心臓死になるという発想。さすが東野圭吾様
③川栄李奈
迫真の演技だった。不気味がるシーンも、約束をすっぽかされた時の顔も。
特に、喫茶店でのスクリーンいっぱいに広がる川栄李奈の顔にどきどきした。
そしてなにより顔が良い。
でも、最後まで登場シーンで川栄李奈が手づかみで食べていた物がなんなのか分からなかった。コロッケ?
④篠原涼子のヒステリックさ
母親に似ていてマジで怖かった。
後から過去の出来事をほじくり返して責める所、何か言っても極端な物事の捉え方しかしない所など。
いや、でも女って本質的にはこう言う人が少なくないから描かれたのかもしれない。
途中、川栄李奈が娘に近付いた時、勝手に機械をいじってみずほちゃんを殺しちゃうんじゃないかと思った。
あと募金を集めていた女の子にお父さんが臓器提供をするんじゃないか、とか。
結果は予想外だったな。
でも本当に意識のない人の手足を動かすのは出来たとしても、笑わせる必要まではない。正直遺影があれなのも怖かった。
ぐたぐたになったからまとめるとそれぞれの価値観の違いが生み出した話。綺麗な終わり方だったな、もう一回見たい