ちょげみ

ドラゴンボール超 ブロリーのちょげみのレビュー・感想・評価

3.9
ブロリーといえば言わずと知れた最強にして最凶のサイヤ人、劇場版ドラゴンボール一番の人気キャラだけども、本作はブロリーが出てきた昔の映画とは別の世界線を描いた作品なのかな。

血も涙もない怪物というキャラ設定から心優しき怪物へと変貌を遂げていて、強さもワンランク、ツーランク上がっていた。


正直、近年の劇場版ドラゴンボールの中では頭抜けて面白い作品だった!!

これまでの映画と比べて敵キャラの魅力が冴え渡っているということはもちろんのこと、最高の映像クオリティでの戦闘シーン、一切無駄のない構成など、これぞ求めてたドラゴンボール映画!というのがぎゅうぎゅうに詰まっていたと思う。
言うなれば最高級の素材を使った激うま塩ラーメン、みたいな映画でしたね。



ただ、ひとつだけあげる必要がない不満ポイントをあげるとするならばどうにもあっさりしすぎている、というのがある。
塩ラーメンとしては最高なんだけど、こっちが求めていたのはこってり醤油豚骨ラーメンなんだよ、みたいな。

ブロリーという素材を使うのであれば、もっとドロドロとしたドラマ、情念の塊みたいなものを紛れこませても良かったんではないかと、そうすれば一層アクションシーンにカタルシスが生まれたのではないかと思わないことはなかったです。
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