このレビューはネタバレを含みます
ティーンの恋愛モノ。どっちのジャンルにも引っ掛からないけれど配信終了間際だったので観てしまった。
人ではない、幽霊でもない、意識だけの存在であるA。
1日に1人、毎日別の人間に憑依する彼(たぶん)とたまたま出会った少女リアノンとのラブロマ。
彼氏？(セフレとしか思われてなさそうな気もする)に憑依したAがリアノンに惚れちゃって毎日別の人の姿で会いに来る。最初は信じてなかったけれど、段々中身の優しさに触れて…っていう。
うーーーーん。終始真顔で観終わってしまった。
Aがなんだったのか分からないのは全然良いんだけれど、この感じだと結末もまぁそうだよねの範囲だし、全体的に他人の1日を軽くみとるなぁ～って言うのが気になっちゃってなあ。
その日1日身体を勝手に使われた事で変わる運命の事とか。途中で、その日に飛行機に乗ってどこか行かなきゃいけない人とかいなかったっけ…？その人の事はどうでもいいんか…？人の身体で勝手にセックスしたりしてたけど、知らないだけで病気の陽性とかだったりしたら危なくない…？
最後の最後はアレクサンダーの中に勝手に恋心残して去ってたけど、本来のアレクサンダーの気持ちを弄んでいることにはならんのか…？形は違えど、結局アレクサンダーの事を操っているだけじゃないんかなあ、って思って なにこれぇと思って観終わった。
この年代の自分の気持ちを引っ張り出してきたとしても、他人への迷惑が気になっていると思う。
せめて他人の身体なんだからプラトニックであれよ…。
ティーンって自分勝手なお年頃だよねぇ、って映画だった。
結局、イケメンだよねぇ～って。
すきなところはインスタがなんかいい感じに使われてて、最後にその余韻があったところかなあ。
とか書きながら他のレビューを拝読したら、
”思春期の主人公が両親の不仲や彼氏の不理解で情緒が不安定になり、自傷行為として毎日違う人間と寝るメンヘラビッチだったのでは”
みたいな考察があって、面白かった。そっちだったら☆3くらいだったと思う。
