こういう映画にスターが大勢出演するというのは本当に凄い。制作時点ではまだ前政権だったのに。キム・テリのキュートさに救われた。彼女はコメディエンヌだなあ。
映画化する気概と意義が素晴らしいと思うし、本当に観てよかった。それは大前提として、後は私の勝手な雑感なのですが、キムユンソクの役が教会で何かを感じ取った風にも見えるのは嫌だなと思った。あの暗喩に満ちたソルギョングの影と日の光とステンドグラスのキリスト像、それを目撃する役割なんて担ってほしくなかった。
あとラストは、レ・ミゼラブルをやろうとしたのだろうか。オマージュ?
検事が盾にしたのは法律だったし、軍事独裁国家って必ず改憲したがるし、じっと手を見る。