さいしゃん

1987、ある闘いの真実のさいしゃんのレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
4.1
タクシー運転手の7年後の話。以前タクシーを観た時に、いろんな意味で衝撃を受け、無知な自分を情けなく思った。そして今回もまた同じ感情になった。光州事件後も同じような事件が起こったこと、そして何よりたったの30年前であること。日本はバブルまっただ中なのに、隣国でこんなにも真逆なことが起こっているなんて。

一致団結して悪い行いを正すという行為は口で言うのは簡単だが、行動に移しそれを実現させるのは極めて厳しい。それをこの国は成し遂げ、歴史に残してきた。

世間を知らないけれど、捏造や改ざんなどは多く潜んでいるだろう。日本でこのようなデモが起こるまではいかないだろうが、仮に相当なことが起こったとしても、果たして国民全員が団結してこのようなデモを起こせるか。このような映画を作れるか。

なぜ今このような映画が多く公開されているのかを考えたい。



それにしても、全員が主人公と言わんばかりに焦点があてられていたな。