韓国はデモやストが大好きなイメージがあるのだけど、近い過去にこういう成功体験があるのだと妙に納得する。
(詳しくないからたぶんだけど)デモやストで勝ったというイメージが日本人にはほとんどない。
学生運動は盛り上がりはしたけど何かを変えるには至ってないし、労働運動もほとんど潰されて労使協調路線だし。
最近SEALDsなんかも話題になったけど、じゃあ彼らは何ができた?というと別に結果を上げてはいなくて。
自分たちが声を上げて何かを勝ち取った経験が圧倒的に不足してるのだと思う。
日本人の9割以上は、意見こそあれど変わらない無力感を漠然と持ってるんじゃなかろうか。
それが悪いわけではなくて、デモやストに慣れた国家もそれはそれで凄く怖いのだけどね。
韓国、ごく最近でもデモで大統領変えちゃってるわけで。
色々考えさせられたけど、映画としては単純な勧善懲悪ではなくて、左派右派のイデオロギーそれぞれに正義があることがしっかり描かれてて良かった。