このレビューはネタバレを含みます
アメリカとメキシコの国境におけるカルテルや不法移民ビジネスの攻防。
前作の半端ない緊張感が大好きでした。
銃撃や爆破シーンは、引き続き安定した迫力で魅せてくれるのですが、内容がどっちつかずでもう一つでした。
前回は情け容赦なく描かれていたSicarioが、仇の娘である人質に対し情が湧くことに違和感を抱きました。そういう意味では隣国で勝手に面倒を起こしておきながら、失態を抹消しようとする米政府の方が非情でした。
Alejandroは誰が自分を撃ったか知らない。
Miguelにとっては死人が生き返ったようであり、従兄が殺された(と知ってる?)原因は、Alejandro側と思っているはず。
そもそもあんな暗闇でよく顔を見分けられたなと…。
最後は… どうなんでしょう?
続編ありきという終わり方でしたが、スッキリしなくて残念でした。