hrt2308

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのhrt2308のレビュー・感想・評価

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シアター5

前作は国境を超えメキシコの麻薬カルテルへの強引な捜査に巻き込まれるFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)の視点で描かれたが、今作はCIA 工作員マット(ジョシュ・ブローリン)とかつてカルテルに家族を殺された暗殺者アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)の二人の作戦行動を描いている。

作戦を通じてマットとアレハンドロの信頼関係や人間性を掘り下げている。そして、彼らは組織の非常さに直面する。

今作はそれに加え、メキシコ人をアメリカに密入国させる組織に加わった少年ミゲルの視点が平行して描かれている。

この少年の話を加えることでアメリカとメキシコに横たわる問題の複雑さ、深刻さが印象づけられる。

二人の主役のコンビネーションの良さ、社会性と娯楽性を兼ね備えた質の高い作品だと思う。
でもアレハンドロの運の良さが少々度が過ぎてるような気もした。
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