西夏文字

ヘル・フロント 地獄の最前線の西夏文字のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

良い映画だった。

・戦闘シーンは少ないが、戦争映画が好きな方にはお勧めできる映画だと思う。冬戦争を描いた映画『ウィンター・ウォー 厳寒の攻防戦(原題:”Talvisota”)』と同様、塹壕が主な舞台であり、『ウィンター・ウォー』において表現された塹壕戦の恐ろしさをこの映画からも読み取ることができると思う。『ウィンター・ウォー』と比較してこの映画は戦闘シーンが少なく、所謂”爽快感”はない。とても鬱々とした映画だ。かといって『ウィンター・ウォー』にも”爽快感”などないが。この映画が表現しているのは、鬱々とした塹壕―つまり、隣り合わせの死への恐怖と、いずれ来るかもわからない敵の急襲や砲撃などがもたらすプレッシャーに満ち満ちた塹壕そのものだ。

・特に見る価値のあるシーンは、オズボーン中尉とラーリー少尉がドイツ軍の塹壕へ強硬偵察に出る前に交わした会話シーンと、ドイツ軍の襲撃を迎え撃たんとする終盤のシーンであろう。

・Amazon Primeで視聴した。この『ヘル・フロント~地獄の最前線~』という邦題と、日本国内向けポスターなんとかならないかなぁ...。ちなみに原題は”Journey’s End”。
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