このレビューはネタバレを含みます
小説で感じる焦燥を画面で食らって不思議な気持ち…すごい。
尾崎豊、ブラピ、坂本龍馬。
姫と騎士、どちらとも守りたかったものを守りきれなかった。そもそも何を守りたかったんだろう。
音楽をやりたい彼氏を支えるために犠牲になるソン、変わっていく人格。
姫を守るために日常を覗き見る騎士たちは借金の取り立て屋がきても祈るだけ、自殺寸前も彼女の判断に納得して見守るだけ。
みんな自分を守るのに必死なんだよ、それでいいんだよ。ってYOUの言葉からつたわってきた。泣きそうになった。
やっぱり池松壮亮は予想外の生き物で、ラストは狂気そのものでした。さすがぁ