君が君で君だの作品情報・感想・評価

「君が君で君だ」に投稿された感想・評価

2019年11本目。テーマは「この愛は純愛か、それとも狂気か」なのだけど、ん、そもそも本当に愛しているの??というところに疑問が残って最後まで腑に落ちなかったなあ。池松壮亮が尾崎豊で、満島真之介がブラピでとか、10年間ストーカー(彼らの言葉ではストーカーではなく守っている)を続けているとか、企画は面白いのだけど、それを映画として伝える演出がいまいち届かずという印象…残念…。監督の松居大悟さんは33歳とまだ若い。
昨年なんで観なかったんだろう。
その一言に尽きます。
雰囲気最高ですごく好みな映画だった。
簡単に言えば
ストーカーみたいな3人の男が
1人の人に依存して愛すお話。
(4人目も一応いるけど)
でも、もはやこれは
ストーカーと言っていいのか
そして愛してるって言っていいのか
よくわからなくなる。
こんなにまで愛したらこうもなって
しまうのか一生の謎になりそうです。
それはさておき、
なんと言ってもこの3人が作り上げる国の
雰囲気がたまらんのです。
終始シュールな会話が
繰り広げられるだけでなく
行動もシュール。
3人いつもくっついて
同じ人が好きなのに
嫉妬も無くて、一体何のために
してるのか。
でも、3人の雰囲気は
いつでも本気で楽しそうで
混ざりたいとも思えてくる。
この国に依存しかけてる自分。
いい。
中途半端の方がいい。
それはわかりきってることだけど
けど、この人達の素直さと
こんなにも想える気持ちが
途中羨ましくもなり
自分がからっぽにも思えてくる。
私も必死に尾崎豊の歌大声で歌いたい。
.
池松壮亮君すっごい演技上手で
もっと観たい。
sam

samの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ笑った

キャスト最高か!
向井理、YOU、高杉真宙もとてもいい

時間軸がいったりきたりと、向日葵畑とか空港の妄想も挟んでたからわかりにくさも少しあったけれど、オープニングからすごくよくて構成もすきだった。

ふつうのひとからしたらストーカーで変態で、本人からしたら、見守るだけの深い愛であり姫と兵士。

尾崎豊、ブラピ、坂本龍馬。
姫を守る世界を作って、まさにそこは外とは違う世界で姫の全てを受け容れて見守ることだけを考えて律された場所。
だからストーカーだとか鎖で軟禁だとか、そんなのはここの価値観では無問題。

自殺を図るシーン、ふつうは理解できないほどの愛を持つひとはそれさえも見守ってはんぱな愛しか知らないふつうのひとは助けに行く。

結局は、人を好きになったことがなかった尾崎が本当は姫を好きだったし、ふつうに恋をしていたブラピは尾崎が髪を食べるのを見てふつうの価値観に引き戻される。
龍馬は元カレという立場で、高校時代からの友達の他2人とは少し違うのね。


僕が僕であるために、
エンディングもすごくよかったー
ガチ・キモ・オタク青春ムービー
サンキュー

邦画ののんびりした感じが苦手だがこれはキモ・オタクLOVEジェットコースターである種の爽快感さえある

#9
大和

大和の感想・評価

3.5
【2018邦画大忘年会】での限定視聴

役者の力が凄かった印象。
池松壮亮さんの体を張った演技には、毎度驚かされる。

状況や、環境が非日常で、愛の形も深すぎて、共感はできなかったが、愛というものを考えさせられるものではあった。

蒼井優さん主演映画「彼女がその名を知らない鳥たち」のような、愛の末。人生を多く経験してきた人にこそ、共感できる作品なのだろう。

*隣のおじさんが鼻をすすって泣いていた
一目惚れした女性の向かいのアパートに移り住み、10年間もの期間を彼女を見守る事だけに費やしてきた男達の末路。

思うに、男3人は本来無形である筈の「愛」の有形化を目指したのではないだろうか。
直接的には何も出来ないかもしれないが、あの場所であの3人で過ごすあの時間が彼女へ対する彼らなりの愛の形なのかもしれない。
無形の何かが有形化された時、人はその本質を見極めざるを得なくなる。彼女へ抱き続けた愛の本質は何だったのか。それを知った時の男たちは何とも言えず孤独で自立していた。
世間は彼らの取った行動をストーキングと呼ぶだろう。そんなこと、彼らにとっては問題ではない。彼らだってそれくらいの事は分かっていた筈だ。だからこそ彼らは彼らだけの国家を樹立させたのだ。
誰に何を言われようが、僕が僕であるために、君が君である為に出来る表現だったのかもしれない。

時として、
人間関係は構築される前が最も楽しく恍惚だったりする。
知り合ったばかりの異性と、付き合えるか付き合えないかの頃が最も過ぎる時間が早く、輝いていたりする(場合もある)。
いざ、ある程度の関係が構築されてしまうと時として落胆したり困惑したりしてしまう(場合もある)。
だからと言ってコミュニケーションを諦めてはいけない。
コミュニケーションが出来なくても、気持ちは表現していこう。
そこに言葉の壁など無いのだから。
海の向こうがなんだ、国境がなんだ。
隣にいたって遠距離な奴は遠距離なんだから。

ヒロインを演じたキム・コッピの演技が素朴で可愛らしかった。
何かを誰かを好きでないと生きてけないよね。
ああやってゼロに戻って再生してくんだな、何もできない奴が何でもできるんだって感じ。
「少し、切ない」
AS

ASの感想・評価

3.8
・低体温俳優池松の下着ダンス
・ファイトクラブものまね強制終了
・「すこし切ないです」
あお

あおの感想・評価

3.5
2019年 劇場鑑賞NO.2(総鑑賞NO.3)

愛する人へ頭の先からつま先まで全身を使って愛を表現するものの、その表現がどこか狂ってて。

でもその愛し方がどんどん愛おしく思えてきてしまう。


君が君で無くなる時も、君は君で君だよとすべで受け止めてくれる。

シュールな笑いありのまっすぐな映画!

何かに無我夢中になるって素敵な事。
tea

teaの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

いわゆる"良い"映画ではなくて、かなり偏った、作家性の強い映画だと思いました。

きっと受け付けない方はいらっしゃると思います。

けど、全く受け付けない方が少しでも耳を傾けたり手を差し伸べたりできたら少しは世界がいい方向に向かうのかな、みたいなわけのわからん事まで考えてしまいました。それは観た人の自由だ。
自分も受け付けない部分はあったし、びっくりした。髪の毛は食べれないわ。

好きだったら少なからず自我が働くしそれが好きって事だと思うし、尾崎もそれは頭でわかっていたけど自分の事を騙していた。
僕がそれを思ったのは自分に鎖をつけるシーンや、自分の顔を手鏡で見てしまうシーンでした。


見方を変えたら完全にサイコホラーでした。見方変えなくても怖ッて思う場面はありましたけど。
でも、キムコッピからしたら本当人生全て変わるくらいの大事ですけど、結ばれてくれねえかなあと思ってしまう自分もいました。

キムコッピが自分の写っている写真達を剥がしまくるシーンで誰⁈誰⁈って言っていたのが印象的でした。
それだけ自分も変わっていってしまってるのを自覚してしまったんだろうか。


単純に尾崎の階段落ちは笑った、すげえ。



結局こんなに書けているという事は自分にとって意味のある映画だったのだと思う。
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