君が君で君だの作品情報・感想・評価・動画配信

君が君で君だ2018年製作の映画)

上映日:2018年07月07日

製作国:

上映時間:104分

3.7

あらすじ

「君が君で君だ」に投稿された感想・評価

so

soの感想・評価

3.0
こんなにも不器用に純粋に究極の愛に突き進んでいこうとする男を演じ切れるのは池松壮亮しかいない。

純粋な愛と、その愛の拒絶という痛々しいテーマを、なんともエキセントリックな設定で描く怪作。
池松壮亮がみたかっただけなのに。。。池松に頼りすぎている!

尾崎豊についてのいやな記憶とリンクしてさらに具合が悪くなった。
この3人のこと嫌いじゃない。(何よりこの生活楽しそう)人は簡単にバカになれるし、神様にもお姫様にも出会える。それが他人から見たら愚かなことくらい誰でも分かるのにYOUだったり向井理が、変に半端だとか本物だとか正しいとか間違っているとか精査するような台詞を吐くから特に後半グダグダを感じた タイトルや尾崎豊の歌や向日葵からは真っ直ぐすぎる純粋さを感じる 君が君で君だ、という全肯定の言葉に惹かれたので、狂気だとしても愛とか理屈とかメッセージは要らない熱量を感じたかった〜
sachan

sachanの感想・評価

3.5
全てをただ受け入れて同化することがこの人たちにとっての愛?異常すぎてわろてもうた
髪食ってるシーン流石にこええよってなったやばすぎる映画 つかれるこれは でも嫌いじゃない疲労 向井理かわいい
mogulas

mogulasの感想・評価

4.3
これはちょっとすごい。

ちょっと頭いっちゃってるなあと思うんだけど30秒に一回くらい吹き出させてくれるおかげで気持ちが引かずに見ていける。そのうちギャグなのかシリアスなのかわかんなくなってくる。誰が正しいのかどころか正しいってなんだとか真剣に考えさせられてるとなんかバーカって言われてるような気もしてくる。最後までちょっと行っちゃいすぎてて頭おかしいんだけどちゃんと切ないし単に意外とシリアスな恋愛論にもなってるって以上のもっと複雑なメタ批評としても成立してるようでやっぱりギャグだし。参った。なんかまじめな解釈を語ったら負けな気がする。

ジョン・キャメロン・ミッチェルとかボール・トーマス・アンダーソンに通じるものがある。いやないか。舞城王太郎の小説を最初に読んだときに感じたなるほど小説でこういうやり方があるのかみたいなこういう映画ありかみたいな感じはある。いや阿部一重の小説の方が手法は近いか。異常さをグロテスクにデフォルメしながらリアリズムを装うみたいな。結局書き手の絶妙な距離感で辛うじて成立してるんだけどそこが微妙に鼻につく感じとかも似てるわ。

うっとりしてんじゃねーよばばあ、から始まる車の中のシーンのYouのウスバカゲロウか!は最高だったけどあれはアドリブかなあ。なんかこういう映画全体からちょっと浮き上がっちゃってるんだけどどうしてもこのテイク使わざるを得ないよね感は誰も知らないのYouのアントニオ猪木のくだりを思い出した。
気持ち悪かったけどひまわり食べてる池松くんはまじで泣けそうだった
miho

mihoの感想・評価

3.6
大倉さんと池松くん好きなので
満島くんと3人できゃっきゃしてるのは
奇妙な反面、ちょっと楽しそうでね。
キャスティングをなるべく良くしておか
ないとやばい類の映画だもんなぁ。

特に尾崎は池松くんだから観てられるけど
これ実際のいわゆるストーカーっぽい人
の容姿だったらだいぶホラーだったろうな。こんな人はいないよなっていう
フィクション感が強い役だったわ。
捕まってないだけで軽く犯罪者だもん。
あの情緒は何だよw 女子かよ!

なんと言っていいか戸惑う作品でした。
3人で宗教作っちゃったみたいな。
1ミリも共感出来ないけど嫌悪感はない。

悪い向井理、いいですね!いい!

YOUさんの役は他のみんなが好き勝手
イカれてるので、この人いないと締まら
ないよなっていう姐さんでした。

姫であるソンちゃんもかわいかったなぁ。
ナチュラルな表情がよい。

あ、高杉くんもハマってましたよ。
全体的にキャスティング良いと思いました。
桃ち

桃ちの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

俳優が全員良かった
愛おしすぎる気持ち悪さで、序盤所々で笑った
髪の毛食べるのは流石に気持ち悪いだけで、多分狙い通りだけど
向日葵咥えながら海に入っていった池松壮亮はめちゃくちゃ美しい
あそこで向日葵咥えちゃうのわかるーとなった
久々に面白いー!な映画みた
愛の伝え方って、気持ち悪くなりがちだったり、間違えがちだけど、みんなそれを黙認していて、この映画はそれをくっきりはっきり、借金取りとの会話を交えながら、そうなりがちだよなあ、でも本人にとってはただ傍に居たことが、救済になったりするんだよね、って話そうとしてたと思う
爽快!やっぱ池松壮亮は最高だな
向井理の眉剃りも良いし、高杉真宙の演技もやっぱり好き
僕が僕であるためにを聴きなおそうと思います
彼らの歪なところも、純粋なところも、素敵だなって思ってしまった。でも気持ちはほんとにわかるすごく
池松壮亮が見たいという誰かさんのお相伴。10年ジャンプしたところが、おんぼろアパートの2Fの、いわば張り込み部屋。ところがその張り込みが尋常じゃないという話。引きこもりなんだけど、ひとりじゃなくてなぜか3人。

キム・コッピの演じる姫、あるいはパク・ヨンソンという当時人物は、韓国から日本にやってきたゴダイヴァ夫人といったところか。ゴダイヴァ夫人とは、11世紀イングランドの英国伯レオフリックの夫人にして、のちに領主となるのだけど、夫の圧政を諌めるためコヴェントリーの街を裸で行進したという伝説が有名。町の人々は目を背けたのだけど、ただひとり見ていた男トムにちなんで、覗き見する人のことをピーピング・トムという。

この映画はピーピング・トムを池松壮亮、満島真之介、大倉孝二の3人にやらせるのが面白い。「窃視症」ならば隠れてひとり静的な快感を感じることとされるのだけど、ここでは3人が、なんと10年にわたって、のぞきという「生の共同」の内に頽落して過ごすことになる。あのボロアパートの部屋は、この倒錯的な「生の共同」(@アガンベン)のサンクチュアリーというわけだ。

「生の共同」の倒錯を際立たせようとでもしたのだろうか、向井くんとYOUを登場させてきたあたりから、捉えられないものとしての倒錯を捉えようとしていたカメラは、どんどん凡庸さに侵食されてゆく。もちろん、YOUも向井くんも、甘いマスクの高杉真宙くんも、だれもがこのサンクチュアリーの倒錯の呪力に翻弄される。それは倒錯の呪力を際立たせるはずだったのかもしれないが、残念ながらリアルさに欠けた。リアルでなければ倒錯は、ただの凡庸の侵食を許してしまうのだ。

最後までリアルだったのは池松壮亮なのだけど、余分なラストシーンが、その存在感を台無しにする。せっかくカメラが掠めて触れるかの思われた「生の共同」は、せっかく姿をみせたその捉えがたい倒錯の様を、どこか遠くに隠してしまうことになる。
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