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君が君で君だのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

君が君で君だ(2018年製作の映画)
3.8
尾崎豊(池松壮亮)、ブラピ(満島真之介)、坂本龍馬(大倉孝二)。なりきり10年! 君のことが大好きだから、君の好きな男になりきる。自分の名前すら捨てた男3人の物語が、ついに動き出す。
好きな女の子ソン(キム・コッピ)の好きな人になりきって、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた。
ある日、星野&友枝(YOU、向井理)の借金取りに見つかってしまい物語は思わぬ方向へ。執拗な借金の取り立てからソンを守るべく3人は立ち上がろうとするも返り討ち! 大いなる騒動へと発展する!
松居大悟のオリジナル企画によるラブコメディ。
憧れに近い感じの思いを抱いている相手ソンを遠くで見て、一挙一動にキャーキャー言って喜んでいる3人が、思春期から抜け出ていない変態なところと純愛なところが、男子ならああいうふうな片想いしている女性にウキウキし恋して相手を理想化してうっとりしている気分は理解出来るけど、かつての自分を見るようで気持ち悪いところもあるのがモヤモヤする。ただ見つめ憧れてるだけで済まない状況になり、それぞれが自分の想いにケリをつけようとするクライマックスは、思春期におさらばする青春の痛みそのままで切ない。
池松壮亮や満島真之介の全力青春演技やキム・コッピのキュートな魅力が、印象的なラブコメディ映画。
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