ちは

万引き家族のちはのレビュー・感想・評価

万引き家族(2018年製作の映画)
3.8
ストーリーをぐっと魅了しているのが、個性あふれる役者さんたち。
リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優
ちょっと頼りない父親役がピタッとハマるリリーさん。だらしなくて悪いことをしているんだけど、憎めない。
今年公開したblank13でも、疾走した父親役を演じていた。
是枝監督でいえば、リアリティを出すために子役には脚本を渡さないのだが、はじめリリーさんに「台本入りますか?」と聞いていたそうだ笑(J-WAVEのラジオにて)。
子役たちには脚本がなく、表情といいセリフといい、子どもだったらこんな反応するよなぁと思えるくらいの演技だ。

この家族にいろいろあって寂しさを感じるところがあるんだけど、離れてしまっても、ボロくて狭い一軒家で過ごした光景や家族のあたたかさは、それぞれ心の中に残っている、成長してもその思い出は残っていくんだろうなと、最後の最後で感じさせてくれる。
ちは

ちは