100%の善人がいないように、悪意だけの人もいない。
人はただの人だ。
裏切りの中に情や罪悪感もあれば、優しい言葉の中にエゴや下心が隠れている。
ひとつの行動を取って人をジャッジすることの難しさを思う。
世間的に見れば正しくない行いばかりの中で、築いた絆は嘘なのか。
血の繋がりもなければ犯罪もさせたが、全部意味のないものだったのか。
これで良かったのかも真相もわからないが、人生は続く。
生きていく。というコピーがきっと相応しい。
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むわっとした「生」の空気感、生々しさが相変わらず強い。あてられて、具合が悪くなった。
撮り方、キャスティング。映画ツウでない一般人の私から、是枝監督だからこその映画だろうなと言わしめる監督って、なかなかいないだろうな…。特に、安藤サクラさんがとにかくすごい。
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「誰も知らない」のせいで、子供が台に乗るシーンが怖くて仕方なかった。是枝監督にトラウマを植え付けられたw