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万引き家族のフジのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

【2020#036】
 万引きで食料を確保し、1つ屋根の下で支え合いながら生きていく家族の物語。万引きのみならず、北条じゅり(佐々木みゆ)の保護や不正年金受給など多くの問題を抱えるが、柴田祥太(城桧吏)の万引き発覚を機に全て明るみになり警察に取り調べを受けることになり、北条じゅりはネグレクトを受けていた元の家庭に戻ることになる。


 色々と考えさせられる物語だった。全員が血で繋がっているわけではないが協力しあって生きていく家族。北条じゅりをネグレクトから守ったわけだが名目上は誘拐。万引きも正当化できるわけではもちろんないけれども彼らにとってはセーフティネットなわけであって…。この作品は考察すればするほど味が出るんじゃないかなと思った。
 ラストシーンでじゅりが何かを見つめる眼差しも意味ありげな感じで余韻を与えてくれる。
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