復活のよにだ

劇場版 幼女戦記の復活のよにだのレビュー・感想・評価

劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)
3.8
ラノベ原作テレビアニメの劇場版。

テレビアニメは原作小説1〜3巻を全12話にまとめていたが、今回の劇場版は4巻の内容を1本の映画にしている。

なので、
冒頭にターニャの中身が実は転生してきた日本のリーマン(合理主義のおっさん)であることや、
この世界では魔法が使えることや、
異世界と言っても統一歴はまんまこの現実世界の仮想歴であり、
WWⅡでドイツが勝つにはどうすれば良いかを魔法が使える世界で考える作品、
と言う事は説明されない。


かと言いつつも、上記の設定を知らなくても見ていればハードな異世界の戦争アニメである事は理解できるし、過去のストーリーは走馬灯のように解説が入るので初見でも楽しく観ることができる気がする。


わたしは同時期公開のコードギアスを何度も観に行くのに忙しくて劇場で観賞することを見送っていたのだが、これは完全に劇場案件だ…。

とにかく爆撃の音が素晴らしい。
ガルパン以降のアニメ映画は「音響」をとても大切にするようになったなぁと日々実感しているが、今作ももれなく素晴らしい出来だったのだろう。劇場で体感したかった…。


また、魔導部隊は空中戦がメインになるのだが、今作の終盤のメイン戦闘は空ではなく市街地だったのが興奮した。
制作がマッドハウス系列と思われる(情報が出てこなかった)NUTなのだが、WITの進撃やufoのFateに勝るとも劣らない素晴らしいアクションの出来で、もっともっと評価されて欲しい。

グルングルンと回りまくるカメラワークのハイスピードアクションが好きな人は絶対に観るべき。
復活のよにだ

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