小気味良い展開が次々と。下ネタも豪快に絡めて。
互いの心情や立場を、
自分のことを話すことで、
自分の姿を知ることで理解する過程が面白い。
いろいろなシチュエーションでその繰り返しなのだが、どんどん深くなっていく。
それにしても、(初の女性大統領?という設定以外に)これほど男女を入れ替えても成立する映画は今までなかったのではないか?そして、しっかり面白い。
ジェンダー的に問題のない映画は、つまり不快な雑音がない分とても楽しめた。
いや、逆にラストのアンカーマン?ゲスト?の女性蔑視の"あの日だから女がヒステリック"という定番化の台詞がいかに下卑たものかが、いつも以上に突出して感じられて効果があった。
冒頭の彼の
「今最高にハッピーだ。そして自分が今まで不幸だったことに気付いた」
この言葉に意外としんみりした。
あと、「i’m worthy of love. i’m worthy of love.」と自分に言い聞かせていたところにも。
ここが沁みる人もいるだろう。