次期大統領候補の美女と、会社をクビになった貧乏記者。シャーリーズ・セロンとセス・ローゲンだからこそのチャーミングさ軽快さで、いままでとりたてて意識してなかったのに一気にシャーリーズ・セロンのファンになってしまった。圧巻のコメディエンヌぶりだった。
社会的立場に格差のある男女が惹かれ合う物語って定番だけど、この作品ではジャーナリストのフレッドもきちんと優秀な記者で、ちゃらんぽらんではないのがバランスいい。シャーロットもただのお飾り的な美女ではない。
彫刻のような冷たい美しさで私の心を掴んで離さないアレクサンダー・スカルスガルドも、ハンサムなんだけど微妙にキモい佇まいが最高だった。
昨今量産されるウーマンパワー系のラブコメではあるが、その中でも「よくあるやつ」的な箱には入らない、印象に残る作品だった。
