『アンナ・ナレーニナ』の後日談で、帝政ロシア文化にも触れられる作品。ヴロンスキーの回想と30年後の現在が交錯しながら展開していく物語。
視点が面白くて(日露戦争で出会う設定には驚いたけど)冒頭から想像していた以上にスペクタクル作品であったことにびっくり。映像や美術面にもかなり力を入れていて、絢爛豪華で見応えがあった。さすがロシア本家!
アンナ役のエリザヴェータ・ボヤルスカヤの熱演が素晴らしく、ジャケット写真より数倍も美しかった。ただ今作のアンナは嫌な女性の典型だったけど。ヴロンスキーはこれまでで一番好み。