カイ

ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談のカイのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

Warpのロゴから始まる映画。初めて観たかも。兎に角撮影が素晴らしく、端正なショットの数々が目に嬉しい。三つの怪奇事件をグッドマン教授が調査するという筋書きで、それぞれ①深夜の精神病院で女の子の幽霊を見た、②森で精霊轢きました、③家族を所有物としてしか見なかった男の末路、というオムニバス形式。ところがどっこい、その三つの物語はグッドマンの脳内で起こっているだけだったという楽屋落ち。過去に見捨てた男の子へのトラウマが生み出す恐怖の螺旋。頻繁にインサートで入るカーテンが病室のものだとラストにちゃんと説明してくれる親切設計。ホラーとしてはきちんと「ブツ」としての怪物が出てくるタイプでちゃんと怖かった。自分の足跡こそが幽霊であるという憑在論的アプローチがマーク・フィッシャー以降
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