彼が愛したケーキ職人の作品情報・感想・評価・動画配信

「彼が愛したケーキ職人」に投稿された感想・評価

ケーキ、クッキーがとても美味しそうでした
心の寂しさ、悲しさを癒すためには、人に触れ合うこと、美味しくて優しい食事を食べることなんだと学びました
あまり効果音がないのも、素朴で現実的な人間の姿を見れてすごく良かったです
4343

4343の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

美しくて残酷。
同じ男を愛した男女の話。
何も知らない妻に、何も言わず近付いて愛していた男の陰をなぞるように接する主人公と、その主人公に惹かれてしまった妻の気持ちを考えるとしんどすぎる。
それぞれがしんどい。

そして文化の違いもよかった。
ユダヤ、非ユダヤの文化の違い、更に非ユダヤの主人公がよりにもよってドイツ人という題材。
偏見差別の実態と、儘ならなさ、そして皮肉めいた展開が好きだった。
製作国がイスラム側なのがすごい。

ただ惜しむらくは邦題がもっとなんとかならなかったかな

このレビューはネタバレを含みます

あぁ~、来た、来ちゃった、これはしばらくダメージくらうタイプの作品だ!

ドイツでカフェを営むケーキ職人・トーマスの元に現れた、一人のビジネスマン・オーレン。トーマスのすすめた【黒い森のケーキ】を味わいながら、至福の笑みを浮かべる。彼から息子の誕生祝いのプレゼントの相談をうけたりしているうちに、2人は恋人同士に…。
(物語後半で、このあたりの補完はあります。ご都合主義ではないよ。)

単身赴任のオーレンは、突然、イスラエルに帰国することに。次に来独すると言っていた時期を過ぎても戻ってこない。携帯電話に連絡したけれど応答なし。思い余ったトーマスはオーレンの勤務先をたずね、彼の急死を知る。

圧倒的な喪失感のせいか?かねて聞いていたイスラエルのオーレンの家族の元をたずねるトーマス。もちろん、自分とオーレンの関係は隠して。でも、ひょんなことから彼の妻が経営するカフェで働くことになる。
やがて、彼女と特別な繋がりを持つことに。

彼、が、愛したケーキ職人、というタイトルどおり、本作の主役は、トーマス。そして、タイトルの言葉を発する立場である、オーレンの妻・アナト。

突然喪われた愛しい人の名残を、お互いの中に求めた末の行為だと思っていたけれど、その後にアナトが愛人=トーマスだと気づいたシーンがあったので、そこは意外でした。
アナトはトーマスを、本当に愛してしまったのか?
その答えは、ラストで観客に委ねられます。

アナトの心情を推し量る一方、孤独な境遇に戻ったトーマスが不憫でならない(涙)。
演じるティム・カルコフさんの、ちょっとぽてっとした体型と綺麗なもち肌、また劇中語られるトーマスの境遇とあいまって、彼が幼く儚く見えてくる。
彼にとってのオーレンは、祖母なき後の唯一の家族、恋人でもあり、父親のようにも慕っていたのでは?
そんなトーマスの気持ちにひかれて、オーレンもドイツへの移住を考えてたっていう、真実を知るのが尚更痛いです。

結局、誰も幸せにならないバッドエンディングだけれど、この作品を貫くトーン、清らかで手堅い、手仕事のような確かさは好き。

舞台もキャラも違うけど「ブロークバック・マウンテン」を思い出す。

それにしても、ダメージ、半端ないな。
しばらく、後ひきそうです。
おなか

おなかの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

この映画はレビューを書くまでに時間が必要で、今でも考えとか思いがまとまらない。
簡単に言ってしまうとじわじわイスラエルとドイツの歴史や宗教、ジェンダーを考えさせてくれるんだけれども。
この映画、とても繊細で…役者の演技をより際立てる間の使い方、明暗度、音響。
暗いのではなく、とても繊細。
ベーキングがユダヤにとって神聖なものであり、その神聖さがずっと表現されてる。
だから余計にレビューしずらいというか。
簡単に言えないのよね…
普通に考えて、亡くなった妻帯持ちの恋人の家に入り込んでいくっだいぶやばいんだけど、トーマスの気持ちも分かるし、アナトにもイタイにもトーマスは必要で、全ては必然だったのかな…
いや〜。本当によかったな〜。
言えるのは、また観たくなる映画。
グルメ映画だと思って見始めたけど、この映画に触れられてよかった。
とりあえず黒い森のケーキ食べたい。

このレビューはネタバレを含みます

ほっこり系かと思ったら静かなメロドラマだった。ベルリンの自営のお店捨てて、祖国で事故死した恋人追ってエルサレムへ行って、恋人の妻の店で働き妻とあんなことこんなこと…
dblue

dblueの感想・評価

4.0
彼がいて、いなくなって、から出会う、男女二人の心情を推し量る深い映画でした。

このレビューはネタバレを含みます

「受身すぎるので好みじゃない」

〜〜〜

各所の詰めが甘い。そう、彼が愛したケーキのように。黙れって感じだね。はい。

・どこの馬の骨かも分からない外国人雇うの真剣にもっと誰か止めて
・駆け出しのカフェに人雇う余力ないだろ
・ホームページに店長の名前とか顔ぐらい載るわ
・厨房での衛生管理ガバガバ過ぎ
・第三者が怒鳴り込んでくるまでの過程が雑すぎ
・ドイツのカフェどうしてたんだよ。何で店舗残ってんだよ。

ざっと野暮な指摘入れてもこれだけ気になって気になって、、そりゃあイスラエルの知識は増えて勉強にはなったが、あまりにもドイツ人主人公を受身にし過ぎていて、製作者に都合よく動かされている感じがした。

上記と関係ないが、やっぱ日本のケーキの方が美味しそうな気がする。ジミーのケーキとかは美味しいんだけどね。なんか装飾も含めて大味〜!ってなる。
あお

あおの感想・評価

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男の人がケーキ作る姿てかっこよい。
全体的にちょっとテーマ重めかも
kori

koriの感想・評価

3.0
今日、たまたま通りがかったオシャレなケーキやさんみかけお客さんいなかったので入店

たまたま初めて行ったケーキやさんでどこかで見たことあるケーキ発見。。
名前はフランス名、フォレノアール、
検索したら
黒い森のケーキ✨
なんだか見たことある憧れのようなミーハーな気分で即買い。。
あ、あれなんだ、、胸にきゅっと来るなにか優しいタッチで出てくるこのシーン、、
私の心に印象に残っている切ない映画が脳裏に過り、
黒い森のケーキ出てくる映画検索‥
あ!!
っと
レビュー忘れてた~。

人に恋し愛すってこと、そんな相手に出会えることがまず奇跡とか、、色々あるのだ。とか思った記憶もケーキを食べながら残します。
このケーキダークチェリー好きで美味しいんだけど
やっぱ少し切なくなるのはこの映画のせいかしら。。

静かな恋愛映画
カフェオタクには映像が見ていてただただ好き。

と、日記のようなレビューを。

私にはなにかが残ってる映画記録も。
クラゲ

クラゲの感想・評価

3.7
読書ノート[16]

「彼が愛したケーキ職人」観た。

静かな雰囲気と素朴で美味しそうなスイーツ、物悲しめなBGM。

大切な人を亡くした悲しみを分かち合えないのは哀しいけど、折り合いの付けられない気持ちがあるのも確か。

誰が悪いってわけでもない気がする。

強いて言うなら、オーレンじゃね?っていう、、、

示唆や余白が多いのでどう補完するかは観る側に委ねられてるなぁ。

俺はゲイ当事者だからトーマスに肩入れしつつ観ちゃうから、、、

トーマスがオーレンの為に初めて声を出して泣いたシーンが、あのラストのトコなのは切な過ぎる。

んだけども、あの義兄さんでさえ”悪い人“だとは思えないんだよなぁ。

それだけ、知った側にも負荷はかかるんだよねっていう。

だからこそ、最後の最後に見せたアナトの表情は何を意味してたのか。

俺には想像もつかないなぁ、、、

イスラエルとベルリンの街並みや部屋のインテリアが綺麗だし可愛い。

“黒い森のケーキ”が美味そう。

ドレインチェリーって、なんか心躍るよね♫っていう。

良かった。好きな作品。
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