実際行ってみるのと、外から見るのは随分違うということはたくさんあるのだが、この物語も、行間を読んでいかなければいけない物語かもしれない。全体的に見て、非常に面白かった。
全体主義体制の中で、検閲にどう対処し、今までやってきた芸術のスタイルと、どう折り合いをつけさせていくのか、アーティストとしての質が問われるところであるが、うまく、切り抜けていたように思う。コンサートの曲目に入らなくなったものについても、ても映画の中で流せていなかった。ドキュメンタリー映画ならではかもしれない。
音楽の使われ方が非常に良かったからだとおもうが、オリジナル曲を含め、今もいくつかの曲を口ずさむことができている。
詩も面白いと思ったが、音楽も印象深いものを作るもんだなと改めて思う。呼ばれた理由は⁇がつくが、出すべきことやってきた。という感じがする。