このレビューはネタバレを含みます
張り手型の見本のような強いファーストシーンから始まり、複数の謎がどんどん出てくるので引き込まれる。
各登場人物が深く掘り下げられている。無駄なキャラが一人もいないし、全員人間くさくて魅力的。感情表現も巧い。だが母子関係のこじれの描写がしつこい感じもする。もう10分ほど尺を詰めた方がテンポが出てよかったのでは。
伏線をきっちり回収してるので、スッキリする。
ラストの母子の和解もお涙頂戴的な過剰さが無く、抑えた演出が味わい深い。
なぜかドラゴン・タトゥーの女に似ている感じがしたが、よく考えたら爺さんが同じ役者だからか。