Jimmy

ロジャー・ウォーターズ/ザ・ウォールのJimmyのレビュー・感想・評価

2.0
ピンク・フロイドは、のめり込んで聴いては居なかったが、およそのバンド変遷を知っている程度。
この映画は、なんかロジャー・ウォーターズが「まさに独裁者!」という感じがした。

映画は、黒幕に鳥のさえずりが聞こえていて銃声、から始まる。
ある家にやって来たロジャーは、父の出生証明書などを見てから、ガレージにあった黒いロールスロイスに乗り、戦没者墓地を訪れる。
そこでトランペットを取り出して吹き始めると、大空に巨大な飛行機が登場する。
そしてライブ映像へとつながっていく…。
この辺りは、「なかなか良い編集だなぁ~」と思って観ていた。
また、ステージ上に爆撃機が登場し、物凄い花火が打ち上げられるあたりもなかなか良い。
……と思って観ていたら、ナチスのロゴに似たロゴを背景に、独裁者風の服を着たロジャー・ウォーターズが舞台に居る。このあたりは、ピンク・フロイドを段々と自分のものにしていった男ならではの感覚を体現しているようであった。
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