レンタル開始を楽しみにしていた作品を漸く鑑賞。期待を裏切らない良い作品。
基本的に邦画を好んで観る私ですが、本作には洋画の力強さを感じました。
設定としてはゴーストライターを描いているので、その点自体には驚きはない。
しかし、この夫婦の関係は深みがある。着想に優れた夫、緻密な表現に長けた妻。
しかし、作品の殆どを仕上げるのは妻。そして、その集大成としてのノーベル文学賞受賞！！
ここに、二人の秘密に勘繰りを入れるライター。才能未だ開花せずの息子、母としての幸福を掴む娘。
これらの登場人物が過不足なく生かされている。
沸々と溜め込んできた澱… 妻が爆発させるも、夫は夫なりの複雑な胸中を吐き出す。そして、……
見応えのある良い作品でした！
お勧めです。
