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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのVAGUEのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シャロン・テート事件を予習した上で鑑賞していたため、どんどん物語が後半になるにつれてハラハラしていたのだが、最後の予想外の展開に完全に虚をつかれた。

当時のハリウッドの世界からうらぶれた俳優とそのスタントマンの立身劇(そして描写されてないけどその別れ)と、シャロン・テートの優雅な暮らしの描写がどう交わるのかと思ったら、いや襲撃者を悉く撃退するんか〜い!なんならポコンチやら顔面やらを犬にぐちゃぐちゃにされたり顔面ボコボコに打ち付けられたり火炎放射器で焼かれたりえぐい殺し方するやないか〜い!!そんでリックは怪我のわりにピンピンしとるやないか〜い!!!ほんでそこからリックとテートさんちの交流が始まるんか〜い!!!!ツッコミどころが多い!!!!めでたしめでたしってか!!!!!!

まさしくワンズ・アポン・ア・タイムから始まる虚構の御伽噺のエンディングとして、そしてプロダクションコードに則り勧善懲悪映画がたくさん作られた60年代のハリウッドを舞台とした映画として相応しい結末だと思いました。
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