だいき

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのだいきのレビュー・感想・評価

4.7
タランティーノの往年のハリウッドに対する愛情に溢れた一作。

いつもの事ながら、明確なストーリーと言うよりは、登場人物たちの過ごすある期間に起こった出来事をそれぞれの視点から描写するような作りになっており、以前ほど(特にパルプ・フィクション)の時系列の行ったり来たりはなく、割と見やすい方かと。

極端な話、シャロン・テート事件、マンソンファミリーの事を知らなくても50年代のハリウッドの雰囲気が好きであれば、そこに着目して観ると意外と良かったりする。
もはや黄金期ハリウッドのPVと言っても過言ではない、もちろんいい意味で(サントラのラジオも、天気予報や架空のラジオコマーシャル収録などいい意味で常軌を逸してる)。

ハマる人ハマらない人が極端に分かれると思う一作。終始ポカーンか中毒のように周回するか。ちなみに私は後者。
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