ちゃんなみ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのちゃんなみのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いわゆる「古き良き時代」を描いた作品。
ブラピは過去一かっこよかったし、ディカプリオも毎秒名優で、2人とも最高でした。
60年代の”音楽はラジオ”、”映像は白黒TV”と言う世界に持っていかれます。
俳優の葛藤がテーマかと思いきや、女優シャロン・テートが登場し、その後にヒッピー集団からチャールズの名前が出たことで、ハッとしました。かの悪名高きカルト教団の教祖、チャールズ・マンソン。
史実を知っている私はラストに向かうにつれてハラハラしながら見ていましたが、物語は史実と違う方向へ…。これはシャロン・テート事件に対する、タランティーノ監督の復讐と私は考えました。まさにその復讐を主役の2人にやってもらった。痛快な映画ですね。
実際、史実もこんな結末だったら良かったのに…と思いながらも、予想の斜め上を行く展開で、ラストまで十分に楽しませてくれる内容でした。