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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのFHTのレビュー・感想・評価

4.0
またまたタランティーノ節が炸裂してました!

俳優と、スタントマン、この2人の物語。
その中に織り交ぜたある事件。
二代主演俳優をどう使いこなすのかと思いながら見ていた。

前半 めちゃくちゃワクワクする。2人が枠内に収まっているカットが多く、レオ様側はネガティブな俳優役。ブラピはそれを支えて役も支えるが、少しぶっ飛んでるスタントマン。

全盛期は主役を張っていたリック(レオ)だが、今は脇役ばかり。そんな事が続きネガティブな思考も相まって涙を流してしまうのだけど、クリフ(ブラピ)がそれに気づき、さりげなくかけていたサングラスを渡すシーン最高でした。

何を語っても楽しみを減らしてしまいそうで多くは語れないのがこの作品の素晴らしいところ。

レオ様の演技が猛烈に凄い。役を演じながら、役を演じる二重役をうまく表現出来ていました。
そしてブラピの男前でクールで賢明な役もめちゃくちゃハマっていて最高でした!

今作タランティーノ作品にしてはかなりセリフが少なめですが、言葉の面白さやユーモアさは相変わらずのハイセンス!そしてテンポ感もいつもよりかは無く、今作はゆっくりしている。無言のドライブシーンとかブラピだから保つものの他の役者だったら。。ブラピだからこのシーンが味のあるシーンになって個人的に今作のお気に入りシーンの1つだ。さりげないドライブソングの切り替え、大人の余裕と色気を感じるサングラス越しの表情が流石です。

もう一回みたい!

何も情報を得ずに見るのもあり(後に調べたら面白さ倍増)

少し作品関連の情報を得て見るのもあり(クオリティ、話の流れのうまさを確認できる)

どちらでも楽しめると思います。
個人的に何も情報を得ずに1度みて、その後情報を得て2回目見る流れがオススメです。
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