DJあおやま

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのDJあおやまのレビュー・感想・評価

4.5
ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオが初共演、それもタランティーノの監督作品で。中学生の時の自分に教えてあげたいくらい夢のような話だ。むしろ当時の僕の妄想のような布陣だ。
語りたいことは多くあれど、なんといってもこの2人の魅力に興奮せずにいられない。プラピがアンテナを直すため誰に見せるでもなく上半身裸になったり、そのまま炎天下のもと呑気に煙草ふかしたり、なんちゅうサービスシーンだ。一方でレオ様は、落ちぶれ役者となって子役の前で涙を流したり、プラピの肩を借りて泣いたり、人間的にキュートな部分を描いていてこれまたニクい。この2人の友情ともまた違うような関係性も良い。
はっきり言って、シャロン・テート事件について詳しくはないし、シャロン・テートの女優としての活動もほとんど知らない。あくまでも、その史実を上手く逆手にとっている点が、素晴らしくタランティーノらしいなと。そして、マーゴット・ロビーの可愛さ。自らの出演作を観客の反応を楽しみながら観る姿、なんてキュートなんだ。先の事件のことを思うとますます胸を締め付けられちゃう。ただ、もう、あのクライマックスはもう鼻血が出そうだった。
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