過去に『ブリキの太鼓』を観た時はかなりショッキングだった。そんな衝撃作を作ったフォルカー・シュレンドルフ監督ももう80歳越え。晩年はどんな作品を作っているのか気になって観てみました。
あらすじはフィルマを参照してください。
主人公(ステラン・スカルスガルド)には全く共感ができず、自分勝手過ぎるだろ〜と腹立たしくなりました。男性はいくつになっても昔の恋を美化して引きずるのか。相手役のニーナ・ホスが知的で美しかっただけに、主人公がキモく思えてしまう。
最後は、やっぱり大人の選択なんだな。若かったら離婚だろうけど、年齢を経ると許してあげる度量ができるのかも。できた奥さんでアイツにはもったいない。(もはや、アイツ呼ばわり)
腹が立ちながらも、雰囲気がよくて最後まで面白く観ました。こんな大人の恋を描くシュレンドルフ監督に出会えたのは、ちょっとうれしい。
冬のモントーク(ロングアイランド)の風景が寂しくてとてもいい。