Nちゃん

男と女、モントーク岬でのNちゃんのレビュー・感想・評価

男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)
3.6
実らなかった恋の思い出を新作の小説としてつづり、その小説のプロモーションのためニューヨークを訪れた作家のマックスは、そこでかつての恋人レベッカと再会する。
しかし、レベッカは別れた後に何があったのかを一切語ろうとはしない。
やがてマックスがニューヨークを去る日が近づくが、出立の3日前、レベッカからモントーク岬への旅に誘われる。
そこは恋人だった2人が訪れた思い出の場所だったが、レベッカはある秘密を抱えていた。


男と女の恋愛感は違うからな〜。
いい歳になった大人になっても男の考えることは子供だし、不倫もバレなきゃいいと思ってる。そばに愛しい妻がいるのに、過去に付き合っていた忘れられない人を思い浮かべ、その過去を描いた小説を出し、NYに来て、あわよくば再会できたらなんて思ってたら再会して、過去みたいに楽しくやり直そうって虫が良すぎる話で。
去っていったのは男のほうからだし、去った理由もほかの女に子供ができたからで、とんでもないクズでした。

女のほうはというと、過去に一緒に過ごしたモントークに誘い、ツンとした態度を取りながらも、過去話に花を咲かせる頃にはベッタリとした態度で甘えてみせて。
でも女はある秘密を話すために男をモントークに誘ったのだった。

男はいつまでも過去を美化しようとし、過去の失敗は二度と繰り返さないからヨリを戻そうと。
女は過去から決別し、未来を生きていた。
でも完全に過去から立ち上がったわけではなく(振られて終わってるから)、未練が残る終わり方だったから終わりの訳を今更聞いて涙を流した。


恋に大人とか関係ないってこと。
Nちゃん

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