旅するランナー

男と女、モントーク岬での旅するランナーのレビュー・感想・評価

男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)
2.6
【ベルリンから来た男】

ニーナ・ホス(東ベルリンから来た女)目当てに鑑賞しました。
この作品でも、やっぱり素敵な大人な女性です。

映画は、ベルリン在住の小説家が、久しぶりにニューヨークにやってきて、元カノに会うお話し。
執着心・妄想癖・独善的な、おっさんを演じるステラン・スカルスガルドが気持ち悪いと感じるか、どうかでこの映画への評価は分かれそうです。

正直、僕には理解できない部分が多かったです。
いくつになっても、人を愛するってことは、矛盾に満ちた行動を伴うんだろうなぁ...
てな具合に解釈しときます。

ところが、特典映像のフォルカー・シュレンドルフ(ブリキの太鼓)監督インタビューで、更に驚かされることになります。
「自らの体験に基づいて脚本を書いたけども、主人公の行動は理解できない」と、のたまうのです。

そりゃー、監督が分かんねぇもんを、僕らが分かるわけないわな。
ドイツから来た監督のベスト作でないことは、逆の意味で太鼓判を押しときます。
あー、そりゃ、そりゃ。