オプティマス

グッバイ、リチャード!のオプティマスのレビュー・感想・評価

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
4.0
大学教授であるリチャードは余命半年と宣告され、死への恐怖を感じながらも残りの人生を破天荒に謳歌していきます。本人も満足そうに見えますが、自暴自棄にも見えます。そういう複雑な感情が絡み合っているのもジョニーデップの演技力の高さが見て取れました。一応大学教授ということも冷静さを結構感じ取れましたし、話し方も教授っぽくてキャラクターの信憑性がありました。後半少し綺麗なセリフを並べ過ぎているかなと感じました。しかし、私の最上級に好きな映画アメリカン・ビューティーで主人公レスターがこう話していました。「最後には感謝の念が残る」。リチャードにとって言葉一つ一つが感謝の念に包まれていました。
死に対する感情、否認・怒り・取り引き・抑うつ・受容という5段階があります。彼なりの「受容」死に対する答えが伝わってきました。