このレビューはネタバレを含みます
わずか15分ほどで話の大筋がわかる今作。
主人公・大学教授のリチャードが、ガンで余命半年と宣告されてから、ルールに則ってきた性格だったがどんどんハチャメチャにやりたい放題やっていくストーリー。
主人公がジョニデなのでどんなコメディが待っているんだろうと思って鑑賞。
リチャードが授業中に酒も薬もやるところもすごいと思ったが、周りのキャラもなかなか濃い。
学長と不倫する妻、リチャードに恋心？を抱いている男子学生、親友ピーター(リチャード想いで涙もろくかわいい…)
妻の不倫を公認して自分も楽しくやっていくからな、というリチャードの気概がなかなか。特別夫婦仲が悪くなることもなく、お互い好きにやっていくところが良かった。あんな夫婦滅多にいないのでは…
最後、恋人に振られた娘にかける言葉に全てが詰まってた。
中盤までの全速力コメディから、終わりにはしっぽり作品に。
二手に分かれる道を選ばず、なんの道もないところを車で走る終わり方だったので、作品が一貫しているなと感じました。
ジョニデの演技がなんというか自然で、「厳格で穏やかな教授が余命を告げられて好き放題していく」という設定に沿った演技がまたお上手…
サクッと観れる作品でした。
