うっちゃりはちべー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のうっちゃりはちべーのレビュー・感想・評価

4.8
ガン節のエグみは少なめ(全く無いわけではない)でポジティブに振り切った、良い完結編だった。
公開前からロケットに漂う終わりの空気がとにかくしんどい。涙が出る。
メンバーそれぞれが初登場時からどう変わったのかを見せられてグッと来る。涙が出る。
上映時間の半分以上、タオル(ハンカチでは追いつかないかも、と思って)を目頭に当てながら観ていた気がする。

居残り入れ替わってきたロクデナシどものツギハギの歴史がやかましく、色とりどりでありつつ個を尊重するキルトのよう。
綺麗な完成図なんて描かずにいつまでも発展途上であってほしいGotG。
とりあえずはこれで終わりかと思うととても寂しい。

そして相変わらずあの宇宙に存在する父と子、かつての父、かつての子ども、ジェームズ・ガンは未だにその境目で葛藤し続けているのかも。