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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のjunjuoneのレビュー・感想・評価

4.5
まさかここまで泣かされる感動大作になっているとは。
お笑いと涙の振れ幅がすごくて、まるでキン肉マンを読んでいるかのようだった。

エンドゲーム以降、スパイダーマンNWH以来の極上の大団円映画。
数年に一度、このレベルの感動を届けてくれるなら、迷わず今後ともよろしくお願いしますMCU、という感じです。


これまでで1番チームの絆も深く描かれていた。
動物、過去、友情、親、loveも含めて、これほどまでに人の感動要素を総合的にまさぐってくるとは、ジェームズガンの愛溢れる作風には脱帽するしかない。

向こう1週間は思い出すだけで泣ける状態になってます。

(以下、ネタバレ)

動物が純粋に友情を語るのを見ると、人間が表現する以上に感情揺さぶられてしまう。

ネビュラが息を吹き返したロケットの声を聞いて涙ぐむところ。

復活したばかりのロケットが戦闘機で奮闘するとこ。

脱出しようとした時にロケットがシェルターを眺めて、逃げるのはやめだ、と言い、仲間が全く同意のリアクションで後に続くところ。

アライグマと呼ばれてはキレていたロケットが、自分の出生が北米産アライグマと知り、受け入れ、自らラクーンと名乗るところ。

MCUの中でも1番好きな必殺技、ヨンドゥの矢を、クラグリンがバトルで使えるようになったところ。

ガモラとは安易にまた親密になることを期待してたけど、それは過去のものとして、違う道を歩むというのも切なくてよかった。

グルートが最後に普通に喋るシーンは、映画を観てる僕らが、家族になった、つまりグルート語を理解できるようになったということをさりげなく示していて、これに至っては観てるときには気づかず、後で振り返って悟って泣くレベルの極上演出。

そして、Volume 1 のオープニングで度肝を抜かれた思い出をなぞってくる🎵Come and get your love で締めくくる粋さ。

最後の全員集合のポスター写真も、明度彩度が効いた最高の一枚だった。

これら全部、泣いた場面。。
最初のほうは不覚にも涙するという感じだったが、途中からはよだれかけが必要になるくらいだった。。
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