このレビューはネタバレを含みます
愛の逃避行ハードモード。
先走りまくるし、独善的だけれど、なぜか応援したくなる二人の姿。
クラレンスは直情的で血気盛んだが、変に擦れてなくて気持ちのいいやつだし、アラバマは身持ちはあれだけど、少女のようなピュアな桃味がする。色白金髪碧眼美女は正義だな。その肌に、髪に飛び散った血の色、その相性がまた良いんだこれ。
父親の最期が潔過ぎて惚れる。でも結局父親殺したあの、ドン並みの風格ある相談役のやつ最後出てこなくてモヤっとした。
親友のディックも名前はひどいけどいい奴だったな。
口説くときの常套句にも使ってたエルビス。重要な決断の際にちょくちょく見えたけど、そんなに印象残ってないのなんだろう。
ラストはさながら任侠映画のようなドンパチ。そしてメロウで軽やかでまろやかな音楽が添える哀愁。しっとりしっぽりエンド。
ユア・ソー・クール
過激なハネムーンの後は、緩やかに真実の愛を噛み締めなさいな。