ショウジ

ギャングースのショウジのレビュー・感想・評価

ギャングース(2018年製作の映画)
3.0
親に頼んで生まれてきた人間はこの世に一人もいないので、家庭環境のせいにしてもいいとは思うけど、腐って犯罪者になっちゃうのは結局は本人のパーソナリティによると思った。映画の最後の方で同じ店内にいる客にブチ切れそうになるのは、親のせいじゃなく自分自身にスルースキルがないからだし(実際他の2人は殴りかかろうとはしていない)、勝矢演ずるおっちゃんみたいに信頼できるカタギの知り合いを増やしていけば踏み止まろうという自制心も働くはず。

先日『護られなかった者たちへ』をオンライン試写会で観たのだが、そちらは社会的弱者の人に対して「声を上げて助けを求めてほしい」というメッセージが込められていたが、本作はそういうメッセージが込められているわけでもないようだし、「こういう人たちがいますよ皆さん知ってくださいね」っていう映画なのかなと思った。社会批判しているとしても今一歩だし、エンタメだとしてもつまらなかった。
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