シミステツ

I am Sam アイ・アム・サムのシミステツのレビュー・感想・評価

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
3.6
知的障害を持つサムが愛する娘を取り戻すためのヒューマンドラマ。

ショーン・ペンの演技が素晴らしいし、彼の娘に対する素朴な愛が伝わってくる。養育に知能は関係ない。愛を持って接することの大切さ。知的障害に残る差別、家族愛を描く物語。

ルーシーへの手紙よかった。
「あの歌詞のように愛しているよ」
29代目大統領はハーディングだと教えてくれるルーシー、養子縁組後も夜な夜な抜け出しサムの元へ向かうルーシー、けなげに父親を想う気持ちが伝わってくる。

劇中のビートルズの音楽が沁みる。ビートルズのアビーロードのオマージュもさりげなく入っていたし、『Across the Universe』の歌詞(=Nothing gonna change my world)はこの映画のテーマにもなるよね。

リタの焦燥感を作るためにブツっと切ったりするカメラカット、創意に富んでる。この頃のダコタ・ファニング完璧にかわいい。ほっこり観れます。

「子供への愛情と知能は関係ありません」

「愛こそすべてよ」