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I am Sam アイ・アム・サムのmayuchiのレビュー・感想・評価

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)
3.7
【2017年143作目】

知的障害のある父親の元に産まれた幼い娘。
母親は出て行ってしまい、父娘の2人だけになってしまう。
しかし、周りの助けもあって楽しく幸せな日々の中、すくすくと育っていった娘。
ある日、ソーシャルワーカーに養育能力がないとの判断をされ、娘ルーシーは施設に保護されてしまう。

全体的に明るく前向きな雰囲気で、重くなりがちの設定だけど、優しさに溢れる作りであまりネガティブな印象を受けなかったのは良かったです。

サム(ショーン・ペン)はビートルズが大好きで、本編でもBGMとして流れます。
そしてこのサムは、とても優しい人。
娘のルーシー(ダコタ・ファニング)も、頭が良く、可愛くて父親思い。
こんなにお互いを必要としている父娘を、引き離すなんて・・・。
でも周りの人もサムの元へルーシーを返すのにはどうしたらいいか考えて奔走する。

この件をサムは弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)にお願いする訳だが、最初こそ自分の利益になるだろうと引き受けたが、徐々に真剣になってサムの為に駆け回る。

サムの周りの人がみんな優しくて、本当に泣けてくる。
ルーシーの父親への気持ちも、凄く愛おしくなる。

ショーン・ペン、今回も凄い演技でした!
演じている感がしなくて、話し方や目線や体の動かし方が極めて自然。
本当に凄い!
彼もいろんな役が出来る俳優さんですね。
私は結構、彼の演技は好きです。
あまり沢山は観てないですが、毎回インパクトがありますね。

とっても優しい作品なので、ぜひいろんな世代の人に観てもらいたいです。
親子で観ても良いかもしれないですね(^_^)
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