いかにも文部省制作な衛生管理アニメーション。コロナ禍の今NHKで流しても違和感なさそう。あまりに憎たらしさ満点の病魔の擬人化

ばい菌が可視化されてどんどん広がっていき、ちゃんと手を洗わなきゃなって思います。啓蒙映画とのことだけどすごくキモかわいい。

人物の中途半端なデフォルメに迫力がある。吹き出しの台詞がカット変わりでふわーっと移動してくるって今までどんなアニメーションにも無いのでは。
カリフォルニアレーズンのキャラクターみたいなのが病原菌らしく⭐︎を撒き散らして病毒を日本全国（朝鮮半島、台湾、樺太諸島含む）に伝播させるが、人間が具合悪くなる描写が一切ないので原因と結果の演出がいまいちではと思った。
にしても痰壺って何なんだろうと昔から思ってたんだけど、本作観て余計にうげーと思った。痰壺この世に要らないしそもそも男だけ道に痰吐くの意味わからん。現代は痰壺が絶滅して痰吐く人がほぼいなくなっただけでもよかったかも。
国立映画アーカイブ「日本アニメーション映画クラシックス」サイトにて